中期的なインパクトが不明(2017年12月)平成29年

 アメリカのトランプ大統領が、エルサレムをイスラエル国の首都として認めたことを受けて、てんやわんやになっています。

 いっぽう、国連安全保障理事会【UNSC】では、われらが日本が議長国となっています。
 この前までは「北朝鮮問題をめぐってどこまで存在感を示せるかが課題です」みたいなノンキな報道がされていましたが、にわかに日本にほぼ無関係な問題について議事進行しなければならなくなりました。
 下手を打てばイスラム諸国から憎悪を買うかもしれませんが、「日本はアメリカの犬だから責任能力はない」と正しく解釈してくれることを願うしかありません。

 ところで、この問題にまったく興味のない人にとっては、「トランプが首都として認めたからなんなん?」というところではないかとも思います。
 トランプもアメリカも宇宙法則をつかさどっているわけではないし、テルアビブから大使館をうつすといったって、事実上イスラエル国内の引っ越しだけでしかなく、別に土地を強制徴収して大使館の建物を建てるわけではないでしょう。

 ぶっちゃけ、無宗教のおおかたの日本人が思うように、今回の件は「要するにメンツの問題なのね」という結論で間違っていないと思います。

 それゆえにイスラム諸国の元首・首脳にとっても、メンツの問題だけでどこまでアメリカと対立するかというメンドクサい問題が発生しており、誰が誰を攻撃するのかまだよくわからない状況であるといえます。

 とはいうものの、どこかの国(イランを除く)がアメリカと本気で対立したり、大規模テロが起きたりすると、また悪い意味での盛り上がりが起きてくるかもしれません。
 中期的なインパクトが不明というのは、そういうことです。